アイウエオ
カキクケコ
透析外来
透析中の運動療法

透析患者さんは健常人に比べ、下肢の筋力が大きく低下していることが知られています。また、高齢化に伴い、身体機能の低下や介助を要する患者が増加しています。そのため、運動機能の改善と低下予防のため、早期からの運動療法が勧められています。
当院では2015年4月から透析中の運動療法を開始しました。透析中にチューブトレーニングや自転車を使用した運動を行うことで、立ち上がりや歩行などの運動機能や日常生活動作の改善効果が得られています。また、ベッド上での運動が困難な患者には電気刺激装置を用いた運動代用を行い、運動機能の低下予防に努めています。

ベルト式骨格筋電気刺激法
心機能・呼吸器機能の低下や自立歩行が困難な患者さんに対して、電気刺激で運動代用を行います。
アシスト付きエルゴメータ
強度の強い運動が行えない患者さんに対して、自動駆動のアシストが付いたエルゴメータで下肢を動かします。
チューブトレーニング
チューブを使用し、下肢と上肢に様々なバリエーションのトレーニングを行います。
ストレッチ
お一人でストレッチが出来ない場合にはスタッフがサポートいたします。

その他、6ヶ月~1年毎に運動機能テストを実施し、専門スタッフによるカンファレンスを行い、患者さんの状態に合わせた様々な運動を提案しています。