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適切な意思決定支援に関する指針

2024/09/05

患者様が治療、療養、日常生活を送るにあたり、いろいろな意思決定を必要とする場面があると思います。

当クリニックでは、患者様およびご家族やご関係者の皆様の意思を尊重するとともにその意志決定が実現できるように適切な支援を行います。

 

1.医師をはじめとする医療従事者から、現在の患者様の状況、医療行為等の選択肢、今後の予測などの適切な情報提供を行います。

 

2.患者様の病状を考慮するとともに、外部の医療機関、介護支援専門員と連携を行い、患者様及びご家族が専門職種の医療・介護従事者から構成される医療機関で十分な話し合いが行われるようにします。

 

3.意思は変化しうるものであることを踏まえ、患者様およびご家族からの申し出を受けた場合、話し合いがその都度行われるようにします。

 

4.実施した説明や話し合い等の内容は、診療録に記録し、当クリニック医療チーム内で共有します。また、患者様が関わる外部医療機関や介護施設等にも必要に応じて内容を提供します。

 

5.患者様にとって最善の医療を提供するために患者様ご本人の意思を最優先します。ご本人の意思確認ができない場合には、以下の手順によって最善の方針を決定します。

1)ご家族等が本人の意志を推定できる場合は、その推定意志を尊重します。

2)ご家族等が本人の意志を推定できない場合は、本人に代わる者としてご家族等と十分に話し合います。

3)ご家族等がいない場合およびご家族等が判断を当クリニックに委ねる場合は、専門の医療機関や介護支援専門員と連携して方針を話し合います。

 

医療法人社団仁友会 尾道クリニック

(2024年4月1日策定)